唾液が臭い!?唾液の臭いを強くするものとは
自分の唾液が臭いと感じることはありませんか?
唾液は、もともと臭いを発するものなのでしょうか?
今回は、唾液と口臭の関係についてご紹介します。
【目次】
1.唾液の性質と口臭の関係とは
・お口に潜む「嫌気性細菌」の存在
2.唾液が臭くなる原因を知りましょう
・唾液に色がついていませんか?
・他にも唾液が臭くなる原因はいくつもあります
3.健康な唾液で臭いを改善
唾液の性質と口臭の関係とは
唾液は、口の中にある唾液腺からでてくる分泌液です。
含んでいる成分は、水分だけではなく酵素等を含み、口の中を清潔に保つ役割があります。
また、口の中の酸を中和し、虫歯を防止する大切な役割があります。
本来、唾液は無色で透明であり、臭いもありません。
では、なぜ「唾液が臭い」と感じるのでしょうか。
お口に潜む「嫌気性細菌」の存在
嫌気性(けんきせい)細菌とは、酸素の少ない環境を好む細菌のことです。
そして、この細菌は口臭や唾液の臭いの原因となります。
嫌気性細菌は、唾液が良く出ている環境を嫌います。
サラサラした唾液には、酸素がよく含まれているからです。
逆に唾液が少ない状態では、嫌気性細菌は口内で活発になります。
そうして、少なくない唾液に多くの嫌気性細菌が含まれてしまうことにより、唾液が臭く感じるのです。
唾液が臭くなる原因を知りましょう
嫌気性細菌の発生以外にも、唾液が臭くなる原因・症状があります。
以下、簡単に紹介させていただきます。
唾液に色がついていませんか?
唾液は本来、無色透明のものですが、様々な原因による色がつくことがあります。
色がついているということは、臭いを発生させる物質が唾液に含まれている可能性があります。
もし、唾液に色がついているときは、以下のような症状の疑いがあります。
黄色・・・歯ぐきから膿が出ている
赤色・・・歯ぐきからの出血がある
茶色・・・喫煙後のタールの色がでている可能性があります
その他の色・・・様々な飲み物や食べ物の着色料の可能性があります。
他にも唾液が臭くなる原因はいくつもあります
- 食後に歯ブラシができない
- ニンニク等臭いのあるものを食べた
- 内科的疾患がある
- 薬やサプリメントを多用した
健康な唾液で臭いを改善
繰り返しになりますが、本来、唾液は、無色で透明・臭いもありません。
唾液に臭いがあるということは、体調の変化や健康状態を反映している可能性もあります。
なかなかご自身では原因を特定することは難しいので、「唾液が臭い」「臭いがなかなか治らない」と感じる方は、ぜひゆきこ歯科へご相談ください。